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夫婦の前世は今の夫婦関係に大きな影響を与えている!?

夫婦の前世

仏教語に輪廻転生という言葉がありますが、人は何度も生死を繰り返すという教えというか、悟り
を意味しています。車輪がグルグルと回転し続けることを輪廻と表し、転生は生まれ変わることを
表しています。

そうであれば、人は夫婦に限らずともどんな人にも前世は存在していたと考えられますよね!?
よくいつまでも仲の良いご夫婦のことを称して「前世でも夫婦だったんじゃないの?」と言うことって
ありませんか? 前世ってどんなことを意味しているのかと考えたことありませんか?

目次

前世が親子だったと言われた私たち

夫婦の前世 付き合いも長く、事情でなかなか結婚できなかった頃の不思議な話しです。二人とも寺社仏閣めぐりが好きで、京都のお寺を廻っていた時のことです。

とあるお寺を見学していたら、奥のほうにいたお坊さんが手招きをされて、こちらへ上がっていらっしゃいと声をかけられました。なんだろうと思いましたが、せっかくお声を掛けて頂いたので二人で上がらせてもらうことにしました。

よく、お参り下さったねと言われ、またそこにお座りなさいと勧められました。そうしたら、そのお坊さんが二人をじっと見つめて一言「しんどいなぁ」とポツリ。思わず顔を見合わせた私たちに続けてこう言ったのです。「あなたたち、結婚したいと思っているけど、なかなかできないだろう。それは、前世で二人が親子の関係だったからだよ」と。。。

私が母親で主人は私の息子だったと言うのです。どうしてそんなことを言われるのか私たちには理解できませんでしたが、奥にいたらお坊さんの魂が引寄せられるように二人を見つけて、教えてあげなければと感じたと言われました。二人の今の辛さが伝わってきもしたので思わず声をかけてしまったと。二人とも今、見返りを求めない愛を前世の親子の関係から学んでいる最中なんだ、だから相当な努力をしないと今世で結婚するのは難しいよと諭されました。

確かに辛い時期でしたし、事実私たちは17年という月日をかけて結婚に辿り着きました。そして見返りを求めない愛というものの教えを少しは理解できた気がしていますし、同時に前世の影響というものを実感として感じられました。

何故出会えたのか

夫婦の前世

前世が親子であれ、私たち夫婦は今世で出会いましたが、夫婦であれ、友人、親子などとして出会うことができたのは何故だろうと思ったことはありませんか?

これは少なくとも前世が影響していることではないでしょうか。初めて逢った時に胸がドキッとした経験や懐かしく感じられてしまった経験ってありますよね!?

それは肉体を超えてしまった、内側の魂が共鳴しあったのだと考えられるような気がします。魂=ソウルがやっと出会えたと歓んでいる現象の現れだと考えたら、なんて素敵なことなんだろうと思えませんか。夫婦ですごく似通っているものがあるとか、同じものに感動するとかは、やっぱり出会うべきして、今世で再会できたと思えてきて、確かに前世の影響があって今世で出逢いを与えられたという可能性があるんだとも私には思えてなりません。

そして、更に前世で経験できなかったことを今世で経験させてもらう為に出会ったとしたら、それは、多くの意味を持った「選ばれたご縁」として大切にしていきたいと考えています。地球上の数えきれない人々の中で、私たちが出会ったことは前世からのメッセージだと捉えています。だって、人間に生まれ変われたことだけでも素敵なことじゃないですか、生と死が繰り返されると言うことであれば、人間に限らず動物や植物に生まれ変わる可能性だってあるはずですから、人として生まれ変われることが出来て、夫婦として出会えたなんて最高の今世だと私は感謝していますし、主人との縁を大切にしたいと思っています。

夫婦の前世

夫婦の前世

更にもっと前の夫婦の前世って考えたことありますか? 何度も生まれ変わっているとしたら夫婦の
前世って興味がわいたりするのは、私だけではないと思っています。

私たち夫婦は二人とも日本人ではなかった気がしています。主人は昔から中世の騎士の夢をよく見るらしく、何故か夢の中では主人の得意な英語以外にも、フランス語やドイツ語がスラスラと話せていると言います。何人もの兵士を先導して、先頭にたってお城を守っている自分の姿が何度も夢に出てくるらしいです。もちろん、昔から騎士道についての興味もあったと言います。

私は、主人とは違ってアジアのタイ人だったと思います。タイを初めて訪れた時、空港を降り立った瞬間に「私はかつてここにいた」という想いがヒシヒシと沸いてきて、懐かしさがこみ上げてきたことに本当に驚きました。日本と違い強烈な気温と湿度に一緒にいた人が辟易している横で、この暑さだ、この暑さだったと次から次へと何故か感情が揺れ動いて嬉しさで一杯になってきたのです。タイに滞在している間に私は将来日本での仕事をやり終えたら、きっとここで第二の人生を送ることになるという確信に近いものも感じていきました。

実際にそれから何度もタイを訪れ、下水道の発達の遅れで、雨が多く降ると川が氾濫して洪水が起きてしまい大変なことになるのを目の当たりにし、将来はポランティアとしてタイで最後の人生を送るんだとの決意が大きくなっていきました。

アメリカでの生活が長かった主人は、人生のラストは二人でアメリカに戻るものと決めていたらしく、私の想いに驚いていたようですが、夫婦として今の暮らしを二人で大切にして、人生のラストはお互いの生き方を尊重しようと言ってくれました。

でも、もしお前と離れ離れになる現実を迎えて、寂しくて嫌だと思ったらタイへ一緒に行ってもいいかと聞いてくるあたりは、やっぱり前世は私の息子かと、今では笑って話せもします。私は何故かタイ語の学校に通っていたこともあり、今考えると前世からの何かが行動を促し、タイへ行っても言葉で困らないようにとのことだったのかもしれないと思っていたので、一緒に来たかったらどうぞと自分だけは今の想いは変わらないと感じています。

前世の影響で、夫婦になれないから夫婦になれた、そして二人で積み上げてきた日々での夫婦での奮闘、これが私たち夫婦の絆であり、ソウルのふれあいである今世を最後まで二人して積みあげていくことが、来世での出逢いに又繋がると信じています。

お互いの前世を知ると、さらに夫婦のきずなも深まるのではないでしょうか。

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