この度、ファイナンシャルプランナー(FP)3級を受験しました。
これから受験する方のために、私の勉強方法についてご紹介します。
FP3級を受験しようと思った理由
私は社会人20年目のオッサンです。
今までそれなりに節約してお金を貯めようとしてきましたが、どういうわけか思ったほどお金が貯まりませんでした。
きっと自分のお金の使い方や認識が間違っているはず。そう思いました。
お金について正しい知識をつけるために、FP3級を勉強することにしました。
出題内容・合格点の目安
FP3級を合格するには、学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。
金融財政事情研究会と日本FP会協会の2団体が開催していますが、会社等で指定がなければ、どちらでも良いと思います。
出題内容については、保険・資産運用・税金・不動産・相続等から出題されます。
金融関係や不動産関係にお勤めの方は基礎知識があるので有利ですが、私のように経験のない方でも十分合格できます。
学科試験(金融財政事情研究会と日本FP協会で共通)
- 出題形式:マークシート 60問
- 試験時間:120分
- 合格点:60点満点中36点以上
実技試験(金融財政事情研究会)
- 事例形式5題
- 個人資産相談業務または保険顧客資産相談業務
- 試験時間:60分
- 合格点:50点満点で30点以上
実技試験(日本FP協会)
- 事例形式5題
- 資産形成相談業務
- 試験時間:60分
- 合格点:50点満点で30点以上
申し込みサイト・おすすめの実技
FPは金融財政事情研究会とFP協会の2つのグループのうち1つを選んで受験しますが、私は合格率が高い金融財政事情研究会を選びました。
以下のサイトからFP3級に申し込むことができます。
受験料はクレジットカードで支払うこともできます。
ちなみに、私は実技は「個人資産相談業務」を選択しました。これも「保険顧客資産相談業務」よりカンタンだから、という理由です。
使った教材(テキスト・問題集)
私が使用した教材についてご紹介します。市販ではたくさんの教材が売られていますが、この2冊だけで十分合格できます。
テキスト
このテキストは少し分厚くて、最初手に取った時は「こんなに勉強するの!」と気が重くなりました。
FP試験はそれだけ出題範囲が広いのです・・・。
しかし、内容は話し言葉を使ったり、うまく内容が理解できるように工夫されています。
時間をかけてコツコツ取組み姿勢で臨めば、分厚さもあんまり気になりません。
問題集
試験会場でも、7~8割の人は上の教科書と問題集のセットを使っているようでした。
おすすめ勉強方法・勉強時間の取り方
私は問題を解くことに重点を置いて勉強しました。
私は教科書を読んでも頭に入らないタイプの人間なので、まず教科書の各章末にある問題を解きました。
もちろん初めてのことばかりなので分からないことばかり。
でも気にしません。
分からなかった箇所の答えを淡々とテキストで確認します。
そして分からない箇所をテキストで確認したら、周辺も読んで知識を増やします。
各章末の問題が終わったら問題集を解き、分からない箇所をテキストで確認する、ということをひたすら繰り返しました。
これを3~4回繰り返しました。
また、時間の取り方ですが、私は社会人で忙しいので、学生さんのように24時間好きなときに勉強できません。
家に帰っても育児のために勉強する時間を確保することが難しかったです。
私の場合、会社の昼休み時間を利用して勉強しました。試験4~5か月前から昼休みの1時間を使えば、十分に問題集を3回解くことはできます。
個人的なおすすめ勉強法
FP3級を受験するにあたって、一番やっていてよかったと思うのは、株式や投資信託の取引や確定申告の経験です。
FP3級では、株式・投資信託の取引の仕組み、税制(NISAなど)についても出題されます。
私の場合はSBI証券で株式や投資信託の取引を実際にしたことがあったので、FP3級の知識を学ぶのに非常にイメージしやすくなりました。
だいたいの証券会社では口座を開設するのは無料ですし、100円から投資を始めることもできます。
FP3級の勉強を兼ねて、実際に取引をしてみることをおすすめします。
例えば、SBIネオモバイル証券はTポイントで投資もできるのでおすすめですよ。わずかな月額で取引できます。
試験当日
試験会場20分前に会場に到着しました。
みんなテキストを読んで必死に最後の詰め込み勉強をしています。7割くらいは二十代の若者ばかりでした。
年金問題が騒がれてお年寄りも「お金」に対して関心があるのか、自分より年配の方もチラホラいました。
試験会場に入って電卓を机の上に置くと、試験官の方が電卓をチェックされました。
私の電卓は妻から借りたカシオなのですが、「カシオのDSは、みんなOKだから」とOKでした。
ちなみに、この電卓です。
私のは大きい電卓なのですが、ほとんの方は手のひらサイズの小さい電卓を持ち込んでいるようでした。
こ電卓は打ちやすいのがメリットですが、机が狭いとかさばるのがデメリットです。
あと、極論ですが、数字苦手な人でなければ、計算機なしでも3級には合格できます。
12時から学科試験が始まりました。
1時間したら退席できるんだけど、半分以上の人が退室してました。
ほとんどの人は余裕といった感じです。
私も試験終了を待たずに解答用紙を提出して、会場のロビーで昼ご飯を食べながら午後の勉強を始めました。
午後の実技試験は13時30分から1時間あり、こちらは途中退席できません。
金融財政事情研究会の実技試験は15問だけなので、早めに終わって暇そうにしている方がたくさんいました。
私は間違いがないか何度も見直していたので、暇と思う時間はありませんでしたが・・・。
ちなみに問題は持ち帰ることができます。
帰宅して17時半ぐらいに金融財政事情研究会のホームページに答えがアップされます。
当日に答え合わせできるのは、うれしいですね!
ドキドキしながら自己採点すると8割~9割正解していました。
6割が合格ラインなので、余裕で合格できました!
試験日から約1ヶ月後に合格通知が届きます
ぜひ次は2級にチャレンジしようと思います!
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