子どもが産まれると今までの自分だけ、夫婦だけだった生活が変わり、幸せなこと、嬉しいこと、驚き、いろいろなことが毎日ありますよね?
ただ子育ては楽しいことばかりじゃない!大変なことは数えきれないほどあります。けがや病気、トイレトレーニング、保育園や幼稚園、小学校、友達とのこと、お金のこと…
子どもがまだ産まれたばかりの赤ちゃんだった時に1番大変だと私が感じたことは、睡眠が思うように取れないことでした。
「授乳してる間だけだよ~」とか「数か月の我慢だよ~」なんて先輩ママ達には明るく言われてしまうけど、いつがゴールかも分からない鬱々とした毎日を過ごしているこちらからすると、先輩ママたちの笑顔や余裕な感じの言葉が全て眩しくて仕方なかったんです。いわゆる「隣の芝生は青い」というものだったと思います。
うちの長男は今でも父親よりも母親ですが、それは産まれてからずーっとで、父親はもちろん、祖父母、叔父叔母、どの人に抱かれても私から離される危機とでもいうように泣きまくり、とにかくママじゃないとイヤな子だったので日頃から抱っこもお風呂も何でもかんでもママ、ママの息子。
始めはママだけに求めてくる息子がかわいくてかわいくてたまりませんでした。しかし、毎日の家事と子育てでヘトヘトで、次第にかわいい息子にもイライラが隠せなくなってきていました。でも放っておけない。一人目の時は私も母親の新米。泣けば飛んで行って抱っこしたり、話しかけたり、今思えば完全に構いすぎていたような気もします。
でもそんな風に一人で試行錯誤一人で頑張っているママさん。もしかしたらパパさんも、たくさんいると思います。
私だって限界!父親よ!ちょっとは子育て手伝えーー!!!
そんな絶賛子どもと格闘中の私。
これは、子どもが産まれて毎日2時間起きに泣いて起こされて、そろそろ子育ての辛さが身に沁み始めたころの話です。
子どもが産まれるまでは仕事が忙しくて睡眠が思うように取れなくても、どんなに寝不足でも平気な私も毎日の夜間授乳で限界がきてふらふら。子どもの泣き声も耳について、「なんでなくの~?」とこちらが泣きじゃくりそうになる日もよくありました。
でも夫は元々たくさん寝ないと(今でも1日9時間睡眠)無理な人で手伝いなんて期待できない。よくゲームのコントローラーを持ったまま寝たり、電車で寝過ごして遠くまでいってしまうこともあるような人なので、「できればきちんと寝ておいてほしい。」という心配の気持ちもいい加減なくなるほどよく寝る。
これはほとんどの家で起きる現象だと思うのですが、不思議なことに父親って真横で大声で我が子が泣いていても絶対に起きない。私の友達は「いい加減にしろ!!」と思ってわざと寝ている耳の側に泣いてる子どもを置いたことがあったそうですがそれでも起きなかったそうです…。
反対に母親は小さな小さなかわいいくしゃみでも起きてしまったりしませんか?笑
そんな感じで毎日毎日寝不足でも日中は洗濯や炊事、買い物に追われて、「子どもと一緒に寝ればいいのよ~」って言われても子どもが寝てる間にしか家事もまとめてできないし、寝ている場合じゃない。その上寝てくれたことがうれしくて何だか興奮して眠れない。甘いものの1つでも食べたいとか思ってしまう。
でも結局ビニール袋の音とか咳でビックリして起きてしまう。
精神的にも体力的にも爆発寸前の毎日。
それなのに、夫は休日は趣味のスポーツ、平日は付き合いで飲み会…もういよいよこのたまりにたまった怒りを本人にぶつけるしかない!と怒りMax!!!
我慢してたけど今日はこのイライラを夫にぶつけるぞ~!
真夜中の奇行…。
覚悟を決めたその日の夜中2時頃。子どもを挟んで川の字で寝ていた我が家。
やっぱりその日も2時間起きの授乳。
私の家では、夜間に子どもが起きた時にもきちんとオムツを変えてから授乳という流れを習慣にしていました。(大人だっておしっこが出たままご飯食べるなんて嫌でしょ!と母に注意をされたことがきっかけです。)
その日もどんなに眠くても必死でオムツを変えて授乳をしていたのですが、やっとオムツを変えて授乳も30分程かけてやり終えて寝かせたのに、突然寝ぼけた夫がむくっと起き上がりました。子どもを寝かせて自分も横になっていたので「なに?!」とビックリしながらも薄目で様子を見ていると、目も開いていないのに子どものきれいなオムツを脱がせ始めて、また新しいオムツをきちんとはかせて、ロンパースのボタンを止めてバタンと倒れるように寝たんです!!
その間、子どもも黙ってされるがまま。
私もあまりにも予想外の夫の行動に、止めもせずただじーっと見つめていました。
そしてスヤスヤとやりきった感じで眠る夫を見て
「ちょっとくらい手伝えー!怒」と思っていた怒りの気持ちよりも寝ぼけながらも必死でオムツを変え、頑張ろうとしてくれた姿に怒りも吹き飛びました。夫は夫なりに、子育てに参加してくれていたんです。
その後はしばらく授乳の度にその光景を思い出し、いつも仕事を朝から夜まで頑張ってくれてることに感謝しなくちゃいけないな~と思い返すこともできました。
子育ていつかはこのトンネルは抜けられる!でもまた次のトンネルが!!
子育ては、思わぬところにクスッと笑えるような出来事が落ちていることがよくあります。コロナ禍で思うように人と会えなかったりお出かけもできない毎日ですが、少しのクスッに救われることもあるんじゃないかな~なんて思います。
「寝不足もずっとは続かない」と言われていても、ゴールが見えなくて不安なママは多いと思います。でも、“子どもがいないと眠れない”なんて日が来ると思いますよ♪
寝不足トンネルを抜けたら今度は離乳食トンネル、トイレのトンネル…子育てにゴールはないんですよね。だから、やはり夫婦で足並みを揃えて、毎日のクスッと笑って子どもへの愛おしさを噛みしめながら、自分のペースで向き合っていきましょう。
子育てが楽しくないときやママが1人になりたいときの先輩ママのアドバイスは、こちらの記事でも紹介しています。きっとあなたの苦労を和らげるヒントになりますので、ぜひご参考にしてください。
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