「子供のイヤイヤ期で困る」
イヤイヤ期の子供を育てている母親は誰もがそう思うでしょう
そこでイヤイヤ期がいつ終わりを迎えるかを紹介します。
イヤイヤ期とは?
イヤイヤ期は、2歳前後の子供の自己主張が強くなり、「魔の2歳児」とも言われます。
自我が芽生え始め、今までは母親や父親に言われる及びされるがままだった状態から自立しようとする一歩です。
イヤイヤ期というのは厄介そうに思われがちですが、子供の成長には必要なことなのですね。
一般的には3歳頃になると落ち着き、4歳になったらすっかりイヤイヤ期は無くなったという意見が多いです。
イヤイヤ期になる2つの子供の心理について
1.自分でやることで、自分自身のことを確かめている
何でも自分でやりたがるのは、自分でやることが楽しいということに気づいたからです。
子供は自分でやることを通じて、自分自身で確かめて成長するとも言われています。
しかし、できないことも数多くあります。それでも子供がやりたいと言い出したらやらせてあげるのも大切です。
2.イヤイヤ期は感情が豊かになってきた証拠
2歳ごろは、感情が豊かになると言われています。嫌なことには過度に反応し、嬉しい時には全身で表現するようになります。
癇癪(かんしゃく)も様々な感情を細分化されるようになったための行動です。
また、イヤイヤのみならず、何でもないことを怖がるようなこともあります。
これも感情が豊かになったために色んな表現をするようになったためです。
イヤイヤの上手なつきあい方4つのコツ
1.選択肢を与え、選ばせる
可能な範囲で構いませんので、子供にはできる限り選ばせてあげましょう。
具体的には「緑色と赤色の服のどちらが良い?」や「青色と白色の靴のどちらを履く?」などです。
これまでは着替えが嫌だと泣いていても、選択肢を与えることで、円滑に行動が進む可能性があります。
ただし、毎回成功する訳ではありません。どちらも嫌だと言われた場合は少し時間を置いてから挑戦するのも一つの手です。
この場合は「朝食が終わってから」や「長い針が12まで来たら」など明確なゴールを設定してあげると、いつやるのかが子供に伝わりやすいです。
2.遊びの感覚を取り入れてみる
何かをして欲しい時に「◯◯をしてね」と言ってみても、子供は「イヤだ!」と拒否します。
そう言った場合は遊びを取り入れると良いでしょう。
具体的には、お気に入りの縫いぐるみを使い「うさぎさんも歯磨きしてるから、歯磨きしてね」と縫いぐるみが歯磨きを作るなどしてみて下さい。
子供にとって楽しい雰囲気を作るのが大切です。
3.気を反らせるようにする
子供は思うようにならない状況にイラついています。そうなった場合は、できるだけその状況から気をそらすことをお勧めします。
具体的には、家にいる時の場合は外に目を向け「あっ、雪が降っているよ」などと外に意識を向けたり、別の提案をすることで冷静さが戻ることがあります。
大人でも一つのことに目を向けていると気持ちが不安定になりがちです。よってその場から離れて外の空気を吸ったり、趣味に没頭すると気分転換になります。
子供も同じように思う通りにならないことがあっても、好きなことや、別の提案をすることで機嫌が良くなることがあります。
4.子供の気持ちを汲んで共感してあげる。
イヤイヤ期の子供は自分の気持ちを口にすることができません。そこで子供に代わって気持ちを汲んであげましょう。
具体的には「◯◯をして欲しいの」や「◯◯がイヤだったのかな」などです。
その後に「そうだね、これがよかったね」と子供の気持ちに寄り添ってあげましょう。
そうすることで、子供は話を聞いてもらえた安心感を抱くことでしょう。
イヤイヤ期の終わりの兆候について
イヤイヤ期の終わりの兆候ですが、下記のことが現れるようです。
- ある程度のことを、自分の言葉で伝えられるようになる。
- 服を着る、ズボンや靴下を履くなど日常に必要なことが円滑にできるようになる。
- 興味や関心の幅が広がる。
- 体力がついてくるので、疲れにくくなる。
などの状態になると、どうやらイヤイヤ期もおさまるようです。
ただし、個人差があるため、いつイヤイヤ期がおさまるかがはっきりしないのがイヤイヤの厄介な所です。
外出しようと玄関に来るなり地面にひっくり返ったりしてしまう子供が一回も「イヤだ!」と言わなかった場合は、もしかしたらイヤイヤ期が終わる兆候かもしれません。
ですが、絶対とは言い切れず、イヤイヤ期の最中で、こういう日が徐々に増えてきたらイヤイヤ期の終わりなのでしょう。
まとめ
1.イヤイヤ期とは?
2.イヤイヤ期になる2つの子供の心理について
3.イヤイヤの上手なつきあい方4つのコツ
4.イヤイヤ期の終わりの兆候について
以上の点についてご紹介しました。
イヤイヤ期は親にとって大変でしょう。
しかし、いつか終わる日が来ますのでおおらかな気持ちで子供と接していきましょう。
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