30代から貯蓄をする方に向けて、気を付けるべきポイントをまとめました。
30代からの貯蓄
30代で、貯蓄ゼロの世帯はどれだけいると思いますか?
なんと30.5%もいるそうです!(金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」(2人以上世帯)214年)
3人に1人が貯蓄ゼロだと考えると意外と多い気がしませんか?
お金をためるコツとしては、「できるだけ貯める」とか「なるべく頑張る」という抽象的な計画ではなく、「65歳までに1億円貯める」など具体的な金額を設定しましょう。目標金額を具体的にすることによって、「どうすれば貯められるのか」効率よい方法を探し出すことができます。
また、退職後の年金生活ではお金を貯めることは難しいため、貯蓄のチャンスは残り20年~30年しかないということも肝に銘じておきましょう。
ライフプランを立てよう!
社会人ならば誰もが明日の予定を考えて今日の行動を決めています。
これから実現したい夢や、それにかかる費用をあらかじめ予想しておくことが必要です。
例えば、ざっくばらんでも構わないので、以下の計画を立てておくことが必要です。
結婚費用
出産費用
進学費用
親の介護費用
老人ホームへの入居費用、など。
ちなみに、ライフプランを作成している世帯は39.1%です(金融広告中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」(2人世帯以上)2014年)。
夢の実現に必要な金はいくら?
貯蓄をがんばろう!と決心すると、ついついお金を貯めること自体が目的になりがちです。しかし、お金は夢を実現するための目的ではなく手段であることを忘れないようにしましょう。
あなたがお金をためる理由はなんですか?
家族でハワイ旅行に行きたい?マイホームが欲しいから?子どもに習い事をさせたいから?
いろいろあると思いますので、紙にリストアップして、それぞれの夢を実現するためにだいたいいくらかかるのか考えましょう。
必要な金額を明確にすれば、どうすれば必要な貯蓄できるか考えれば良いのです。
投資信託をしよう!
報酬は労働の対価ですが、働かなくても収入が増えたらいいな、というのは誰しもが思うところです。
ちなみに、30~39歳男性の株式保有率は、14.3%となっています(日本証券業協会「証券投資に関する全国調査」2012年)。
言い換えると、10人のうち1~2人が株を持っているということになります。年をとればとるほど、教育費、住宅ローン、老後資金準備など安全運用しないといけない出費が増えるため、株や投資信託に手を出す余裕があるのは30代のうちしかありません。
せっかく稼いだお金を少しでも増やしたいと考えるのならば、投資信託がオススメです。投資信託は投資信託会社にお金を預け、投資信託会社が株や債券を売り買いして得た利益が分配されるという仕組みです。私は株や債券の知識は全くないのですが、投資信託会社にお金を預けるだけで、あとはプロが勝手に運用してくれます。
投資信託で一番心配なのは元本割れのリスクです。しかし、投資先を分散することでリスクを減らすことができます。例えば、投資商品には株の他にも債権があります。また、株と債券も国内外の商品があります。これらの株と債券を、国内外のものでミックスして購入することで、投資信託のリターンを享受しつつ、元本割れのリスクを少なくすることができます。
実際に私が使っているのがセゾン投信という会社です。この会社の「セゾン・グローバル・バランスファンド」は国内外の株・債券をバランスよく扱っています(株と債券の割合が常に半分ずつになっています)。実際使ってみた感想ですが、たまに赤字になることはあるものの、今までを全体的に振り返ると普通に定期預金するよりかははるかに利率が良い感じです。実際に利率に換算して考えると3%くらい良いです。
他にもたくさん投資信託の会社はありますが、今のところ個人的にオススメできる会社はセゾン投信だけです。資料請求は無料のようなので、関心のある方はどうぞ。
次は株・債券・投資信託について、より詳しく紹介します。
投資商品の紹介
株や債券を売り買いするには証券会社の利用が必要です。手数料の安いネット証券を利用するのをオススメします。ちなみに、私はSBI証券を使っています。
株
大きなリターンを得たいなら、株に投資するのがオススメです。余裕資金があるなら挑戦する価値はあるでしょう。株によっては配当金や株主優待のメリットを得ることもできます。デメリットとしては、投資信託や債券と比べて、大きな損失をしてしまう可能性が高いため、セミナーや独学で勉強することが必要です。
投資信託
手軽に投資をはじめたいのなら、投資信託をしましょう。運用はプロ(ファンドマネージャー)任せなので、私のように株や債券の知識が少ない人におススメです。複数の株や債券に投資するのでリスクを軽減できるのが魅力です。私はセゾン投信という会社を使っていますが、毎月5,000円から積立てられます。
債券
株や投資信託は、どうしても元本割れリスクがつきまといます。そのリスクをどうしても避けたい場合は債券がオススメです。債券は国や会社が借金をするときに発行するものです。国債は1万円から買うことができます。私はまだ買ったことがないのですが、今後購入を検討しているものにSBI債(利率1%、1口100万円)があります。債券はあらかじめ期間が決まっているので、計画的に投資したい人にも向いています。
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