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アレが手放せない!ライナスの毛布は発達障害?大人にも発生する?

皆さんはライナスの毛布という心理学用語を知っていますか?

「名前だけは聞いたことがあるけれど詳しく知らない!」という方や、「発達障害にも関係があったりするの!?」と不安をお持ちの方にも、お役に立てる内容の記事になっていますので是非読んでいただければと思います。

記事を読み終わった時に少しでも心が軽くなってくれていたら嬉しいです!

目次

簡単解説!ライナスの毛布ってなんだろう?

子ども

それでは、「ライナスの毛布」について説明します。

白い毛並みに黒い耳と鼻が印象的なキャラクターのスヌーピーで有名な「ピーナッツ」という漫画があります。

その作品にはライナスという少年が登場するのですが、彼はブランケット(毛布)が大のお気に入り!
そのためどこへ行くにもそのブランケットを引きずっていきます。

このライナス君のように、幼児が特定の毛布やぬいぐるみなどに強く執着して、
それを肌身離さず持ち歩くことを心理学用語で「ライナスの毛布」と呼ぶそうです。

ライナスの毛布は別名「安心毛布」とも呼ばれます。
その名の通り幼児が身に着けたり、触れたりすることで安心感を得るアイテムということなんです。

うちの子は大丈夫?ライナスの毛布が必要な理由は!?

子ども

幼い子供が安心感を得るために持ち歩く、お気に入りアイテム「ライナスの毛布」。
これがどうして子供たちに必要かと言うと…ずばり、成長のため!なんです。

ライナスの毛布を説明する時に欠かせないのが、移行対象という心理学用語。
移行、って何かから何かに移動するの?と思った方はスルドイです。

これは幼い子供が、お母さんといっつも一緒という状態から、少しずつ自分だけの世界を持ち始める状態に移行する時に必要な対象、ということ。

いつもそばにいてくれて守ってくれたお母さんから離れるのは怖いけど、外の世界への好奇心もある。

そんな子供の心強い味方になってくれるのが、いつでも持ち歩けるお気に入りアイテム(ライナスの毛布)というわけなんです。

「ママがそばにいなくて不安だけど、このブランケットがあるから平気だ!」という子供の勇気の証しといっても良いかもしれませんね。

もちろん移行期間ですから成長の段階にしたがって子供の手からライナスの毛布は離れて、大人になるころにはすっかり忘れていることがほとんどです。

お子さんが、どこへ行くにもブランケットやぬいぐるみを持ち歩いたり、それが見当たらなくなったり取り上げるとすごく怒ったりしたら「ちょっと執着し過ぎ?発達障害だったりしたら…?」と不安になるかもしれませんね。

ですが、以上のようなことから「我が子は今成長している最中なんだな」と考えて、無理に引き離したりはせず本人が必要としなくなるまで見守ってあげるのが一番の対処法といえるでしょう。

子供の相棒!「ライナスの毛布」はいつからいつまで必要!?

子ども

そんなライナスの毛布はどんな時に子供に必要になることが多いのでしょうか?

具体的には「幼児が母親との距離感を感じた時」に必要になることが多いようです。

たとえば、お母さんと密接なスキンシップの時間が無くなる卒乳のタイミングや、弟や妹ができて両親の愛情の対象が自分以外にも増える時、さらにお母さんと離れる時間がとても多くなる幼稚園・保育園への入園。

こういったタイミングで子供は親離れのために、安心するお気に入りアイテムを見つけることが多いようです。

たしかに今まで絶えずそばにいて見守ってくれていたお母さんが少しずつ自分だけのものではなくなるわけですから不安になるのは当たり前ですよね。

もちろんお子さんの精神の成長や人間関係の広がりとともに気持ちの一人立ちは終わります。

なので、ほとんどのお子さんが小学校入学までには「ライナスの毛布」を手放すようです

ライナスの毛布は発達障害?大人でもなるの?

子ども

発達障害は特定の物などに強いこだわりを持つ、という知識を持っていると、自分の子供が毛布やぬいぐるみに強い執着を持っている様子を見るたびに不安に思う方も多いのではないでしょうか。

しかし安心してください。
今まで説明してきたように「ライナスの毛布」は子供の成長段階に応じて現れる健全な現象です。
ですから発達障害の症状から来る過度な執着とは別の状態といっていいでしょう。

ですからすぐに「うちの子は発達障害なのかも…」と不安にならずに冷静に対処してあげてください。

私達大人の中でも「この枕じゃないと眠れないよ!」や「商談にはこのネクタイだ!」といった自分の身の回りのものに強いこだわりを持っている方もいるはずです。

これも自分が安心するために必要なものですから、一種のライナスの毛布と言っても良いでしょう。

大人でもこうなのですから、子供にも安心するアイテムがあっても良い、と気を楽にして子供と向き合ってあげて欲しいと思います。

まとめ

ライナスの毛布について説明をしてきました。

・ライナスの毛布は子供が安心するためのお気に入りアイテムのこと
・ライナスの毛布は子供がお母さんから自立するため成長の証し
・小学校に入学するころには必要なくなる
・発達障害とは関係はほぼない
・大人だってお気に入りアイテムくらいあるよね

子育てをしていると毎日たくさんの気づきや学びがありますよね。
あの小さい体で大きな世界に向き合い不安と戦っているんだと想像すると胸が熱くなります。
ぜひ、お子さんが大切にしている「ライナスの毛布」も、お子さんごと大切にしてあげてくださいね!

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