私の嫁さんは中国人でした。
とってもお金の管理にマメな方でした。
中国に行ったときに職場の関係先で出会った人でした。
正直、まあまあきれいな人と当時は思いました。
小さな気配りもできる人でした。
当時の私にとっては理想以上の女性でした。
2008年私が中国で語学留学しました。
留学期間中に親しくなり、将来一緒になろうと決めました。
日本に帰国後、私は死に物狂いで勉強し、公務員試験に合格しました。
やっと就職できたんで、妻を中国から呼び寄せました。
そうして、私たち2人の生活が始まりました。
お金もあまりなく、社宅で暮らしはじめました。
一緒に暮らし始める前まで、妻は優しかったです。
疲れたと言えば、肩をもんでくれたり。
居間で眠りこけたら、そっと布団をかけてくれたり。。。
「ああ、これが新婚生活なんだな~」と感じました。
こんな夢みたいな日がいつまでも続くんだろうな。
本気でそう信じてました。
基本お金のことに関しては、会計に詳しかった妻に任せることにしていました。
ある給料日、妻に給与明細書を渡しました。
明細書に書いてある金額を見て、妻の優しい表情が一変しました。
「たったこれだけしかないなんて、私をだましたね!」
イキナリこぶしが飛んできて、私は頬をなぐられました。
「?」「?」
「私の友だちの旦那(トヨタ勤務)は、あなたの3倍あったよ」
・・・
「世界のトヨタ」と比べられても、どうしようもありません。
というか、どんなに頑張っても、給料は急に上がるはずもないです。
自分ひとりの力では、どうしようもない問題です。
その日の晩は何とか妻をなだめましたが、その日から寝床が別になりました・・・。
自分としては努力して得た職場だし、そこまで非難されると思ってませんでした。
確かに一般企業と比べると私の給料は少なかったかもしれません。
でも、夫婦二人で生活していく分には何とかなる額面と思ってました。
次の日から妻のヒステリーが始まりました。
毎月通っていた語学教室には行くなと命じられました。
毎月のお小遣いは2万円から2千円になりました。(笑)
将来授かるであろう子どもたちを私立学校に通わせることが絶望的になった妻は、私に包丁をつきつけたりしました。
私はこのままじゃ本当に殺されると思い、妻を社宅に置いて実家に逃げ帰り、妻を相手取って離婚調停をおこしました。
調停中は、裁判所に何度も通いました。
そのたびに偉い人たちが言いました。
「かよわい女性をこんな酷い目に遭わせるなんて最低だ」
「どうせ浮気して、バレそうになったから別れたいんでしょ?」
浮気なんてしたことないのに・・・。
裁判所(=世の中)は、やっぱり女性びいきなんだと実感しました。
何とか別れたものの、心に負った傷は深かったです。
離婚調停中も、妻が職場に押しかけてくることが何度かありました。
警察沙汰になったことも2~3回ありました。
そのせいで、職場での自分の評価もガタ落ちでした。
当時の上司からも「ええかげんにせーよ」とドスの効いた声で言われたのをハッキリ覚えてます。
仕事に集中できない時間が続きました。
そのうち、私は仕事が手につかなくなり、精神科に通うようになりました。
いつ妻が襲ってくるか分からない恐怖に耐える毎日。
抗うつ剤をのみながら、なんとか出勤してました。
1年近くにわたる長い長い離婚調停の末、やっとで調停離婚で別れることができました。
結局、230万円の手切れ金で、妻はやっと離婚に同意してくれました。
弁護士料は40万円を支払いました・・・。
合計270万円の大出費です。プリウスが1台買えますね(;^ω^)
私はお金をほとんど持っていませんでした。
語学留学する前に稼いだお金は無くなっていました。
再就職したとはいっても1年足らずですから、お金はほとんど貯まってません。
両親は何も言わずに、自分たちの老後のたくわえから、お金をだしてくれました。
両親には今でも頭があがりません。
ずっと両親は「車が欲しい」と言っていました。
でも、3年以上経つ今でも、ときどきエンストする軽自動車に乗っています。
いつか、お金を稼いで、いっぱいいっぱい両親に楽させてあげたい!!!
しかし、私は心労が重なり、ついに私は心療内科に入院しました。
精神病棟の患者たちの悲鳴のような叫びを聞きながら、毎日泣いてばかりいました。
「なんでこんなふうになってしまったんだろう・・・??」
ご飯もロクに食べられなかったです。
時にはトイレに行く気力もなくなり、いい年してオムツも付けました。
今でも通院してて、抗うつ剤を飲み続けています。
薬代だけで、毎日1万円かかってます。
大好きな人がいなくなりました。
暖かい家庭を持つという夢も消えました。
お金もたくさんなくなりました。
職場での居場所もなくしました。
離婚に至ったのは、きっとたくさん原因はあったのでしょう。
でも、ひとつだけ確かなことはあります。
お金さえあれば、不幸な思いはしなくて済んだのです。
こういう言い方は、すごく不適切なのは承知です。
気分を害された方、すみません。でも本心です。
少なくとも私にトヨタの社員並の給与(営業職40~50万)があれば・・・。
お金があれば(必ずとは言いませんが)、うまくいく人間関係(夫婦関係)もあり、両親に対しても恩返しできます。
それから、少ない給料からでも少しずつは必ず貯金をするようにしてます。
長文を読んでくださいまして、本当にありがとうございます。><