株式の基礎知識
株を買う流れ
目次
スーパーで野菜を買うように株を直接買うことはできません。
仲介役の証券会社を通じて株を買う必要があります。また、仲介料として、証券会社に売買手数料を支払う必要があります。
売買手数料を安く済ませるには、SBI証券などのネット証券がオススメです。
ネット証券は、実店舗がある証券会社より、店舗や人にかかコスト用が安く済むので、売買手数料も安く抑えられています。
証券口座を開設しよう!
証券口座はふだん使っている銀行の口座ではありません。「証券総合口座」という、株を売り買いするための特別な口座を作ります。これを作らないとはじまりません。
とりあえず、私が使用しているのはSBI証券です。まず、SBI証券のホームページにアクセスして、口座開設書類を取り寄せます。
証券会社から郵便物がとどいたら、以下の3点の書類を準備して返送します。
①総合取引口座申込書
②マイナンバー通知届出書
③非課税適用確認書の交付申請書県非課税口座開設届出書(通称NISA。株の利益には約20%の税金がかかりますが、これを申請することで免税されます。)
証券口座に入金しよう!
自分の銀行口座から証券会社の口座に入金しましょう。
ネット銀行では、インターネットで簡単に資金移動できます。私は「ゆうちょダイレクト」でネット上でゆうちょ銀行からSBI証券にお金を移しています。
もちろん、コンビニATMなどから現金で証券口座に振り込んでもOKです(この場合は手数料がかかります)。
買う銘柄を選ぼう!
銘柄(めいがら)
株の企業名のことを「銘柄」と呼びます。株の各種ランキング(配当利回り、値上がり率)や、株関係の書籍を参考にして銘柄を選びましょう。
買い注文を出そう!
証券会社で買い注文を出すことで、株を購入できます。ネット証券ならパソコンかスマートフォンを使って注文できます。電話でも注文できますが手数料が割高になってしまいます。注文が成立すれば、あなたは買った銘柄(企業)の株主です!買い注文には2種類あり、「指値注文」(さしねちゅうもん)と「成行注文」(なりゆきちゅうもん)があります。
指値注文
指値注文とは「株が〇〇円になったら買う」という方法です。自分が買いたいと思っている値段で買えるので便利ですが、すぐには買えないことが多く、指定した値段まで株価が下がるのを待つことになります。
成行注文
成行注文とは「値段はいくらでもいいから買う」という方法です。注文と同時に株を買うことができます。
上がったら売却しよう!
持っている銘柄の株価が上がったら売り注文しましょう。
例えば、ある企業の株を株価1,000円のときに100株買って、1,200円になったときに売れば、2万円の利益が生まれます。最初に出した10万円と2万円の儲けは証券口座に戻ってきます。現金で儲けを手にしたければ証券口座から自分の銀行口座に資金を移動しましょう(手数料は証券会社が負担してくれる場合がほとんどです)。
下がったら持ち続けるかか損切りする
残念ながら買った銘柄の株価が下がってしまったら、とりあえず売らずに持ったまま保有するか、これ以上の損失を出さないために売却(損切り)しましょう。
株の利益には税金がかかる!
株の売却では利益に対して約20%の税金がかかります。ただし、損失が出ているときは税金はとられません。特定口座を選択していれば、売却時に税金が差し引かれます。